生体肝移植に向けて:その5

先日のニュースで、6臓器同時移植を受けられた幼児の方のことをはじめて知りました。
日本国内での手術は法的に不可能ということで、アメリカでの手術になったようです。経過は良好とのことですが、点滴や多量の投薬が手放せない状況などは、自分の術後の状況にも照らし合わせてしまいました。

また、海外での移植ということで億を超える金額が必要で、費用に関しては募金で集まったということです。
善意の募金というパワーもすばらしいですが、このようなパワーで法的な問題も何とかならないかなあと思います。
臓器移植手術は肝臓に限らず、日本では倫理的な問題からか脳死移植は現実的ではなく、その殆どが生体ドナーからの移植となっているのが現状です。生体ドナーも一定の身内に限られており、逆に言うと身内でドナーになれる人がいない場合、日本での移植手術への道は相当に閉ざされてしまいます。

同じ病気で苦しんでいる方の中にもこのような状況の方も多数おられて、その場合は海外での移植の道を模索するしかなく、数千万という費用やまた順番待ちという問題も出てきます。

倫理的な問題も大事だとは分かりますし、その問題だけではないのでしょうが「それで助かる命がある」ことも事実です。
臓器移植法案も若干の動きは見せているようですが、なるべく早い段階で移植手術へのハードルが少しずつでも低くなれば良いと思います。また、個人の力で何かできるのであれば、僕自身もできる限りのことはしていきたいと思っています。

(2005.10.14)