設立総会を開いた後、記者会見する「移植への理解を求める会」の役員ら=26日午後3時55分ごろ、宇和島市
宇和島徳洲会病院の万波誠医師らによる病気腎移植問題で、万波医師を支援する移植患者らでつくる「移植への理解を求める会」の設立総会が二十六日、宇和島市内で開かれた。代表世話人に選ばれた移植患者で水産会社経営の向田陽二さん(48)=南宇和郡愛南町=が「救える命がある以上、病気腎移植の道を閉ざしてはいけない」などと訴えた。
県内外の患者や家族、一般市民ら約百二十人が出席。万波医師の元勤務先、市立宇和島病院の近藤俊文名誉院長(74)が「移植医療への理解を深めるため、原点に帰って脳死臨調、臓器移植法をもう一回考えないといけない。日本の移植医療が健全な形で伸びていくことを望む」とあいさつ。
役員として顧問に近藤名誉院長を選出。幹事にえひめ移植者の会の野村正良会長(57)、元移植コーディネーターの仲田篤敏さん(46)ら七人を選んだ。
総会後の会見で、仲田幹事は個人の意見とした上で「今回の万波医師の病気腎移植では、患者選定とインフォームドコンセント(説明と同意)の中の『説明』の部分に問題があった。カリスマ的な医師の場合、説明がおざなりになりがちなので周囲のフォローが必要だと思う」と述べた。
同会は二十七日にも、柳沢伯夫厚労相らに「今後とも万波医師らが移植医療を続けられるよう配慮を」などとする要望書を郵送。年明け以降、講演会やシンポジウムなどを開く方針。
(愛媛新聞社)
投稿者:1-12-bike 日時:2006年12月05日 10:15 | パーマリンク