調査法、外部委員が宇和島徳洲会調査委を批判

患者らの聞き取り報告

臓器売買や病気腎移植の舞台となった宇和島徳洲会病院(愛媛県宇和島市)の第2回調査委員会が25日、東京のホテルで開かれた。病院側は、臓器提供者(ドナー)と移植患者延べ15人に聞き取り調査した結果を報告し、「1人を除いて説明・同意におおむね問題はなかった」としたが、調査方法のずさんさを批判する意見が外部委員から相次ぎ、手続き面、医学面の二つの専門委員会を早期に発足させることになった。


出席した委員らによると、聞き取りは、徳洲会側が依頼した弁護士が予備調査として実施。同病院で行われた病気腎移植11件のうち、院内で摘出を受けた5人と、移植を受けた10人(1人は複数回)から手術の経緯、説明と同意の状況、術後の経過などを尋ねた。

ほとんどは口頭で説明と同意が行われていたが、移植を受けた患者の1人は十分な説明がなかった模様で、「病気腎とわかったので素直に喜べない」と納得できない様子だったという。

また、外国籍などの事情で続き柄が不明だった他の生体腎移植5件のうち、3件は親族間と判明したが、残り2件は調査を継続するという報告があった。

しかし調査委には、症例一覧表の配布や聞き取り項目の説明もなく、外部委員は「医学知識を踏まえた質問をしておらず、うのみにできない」と指摘した。

調査委は院内8人、院外10人だが、院外のうち6人は徳洲会の関係者と顧問弁護士。医学面の専門委員には、日本移植学会と日本泌尿器科学会が各1人の派遣を決めているが、この点でも「人数が足りないのでは」という意見が出たという。

貞島博通院長は「詳しくは26日に記者会見して説明する」とだけ話した。

(2006年11月26日 読売新聞)

投稿者:1-12-bike 日時:2006年12月05日 10:13 | パーマリンク

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