<腎臓移植>疾患患者から摘出して11件手術 宇和島の病院

<腎臓移植>疾患患者から摘出して11件手術 宇和島の病院

生体腎移植手術を巡る臓器売買事件の舞台となった宇和島徳洲会病院(愛媛県宇和島市、貞島博通院長)は2日、04年4月~今年9月、「腎臓摘出対象疾患」の患者から摘出した腎臓を他の患者に移植した手術が11件あった、とする文書を地元記者クラブに配布した。

腎臓を摘出する必要があるのは、腎臓や尿の通り道の尿管などにがんなどの腫瘍(しゅよう)ができた場合などだが、そうした腎臓の移植は安全性に疑問がある。臓器移植のあっせんをしている日本臓器移植ネットワークは、がん患者からの腎臓提供を認めていない。日本移植学会「生体臓器提供にかかわる特別委員会」の大島伸一委員長は「重大な問題の可能性がある。専門家がきっちりと調査しなければいけない」と話している。
同病院でこの日開かれた「腎移植手術に関する調査委員会」で報告された。この約2年半の間に生体腎移植は78件行われ、うち親族間は66件、今回の事件につながった移植が1件、残りの11件が「疾患患者」からの移植だったとした。
病院側は今後、外部の泌尿器科医師を加えた専門委員会で移植手術に至った経緯や手術について検討するとしている。また、弁護士などが提供者に対し、意思が確認された経緯などを聞き取り調査することにし、当面、「疾患患者」から摘出した腎臓移植は差し控えることを決めた。
毎日新聞の取材に、病院側は「文書の内容以外は、取材に応じられない」とし、臓器売買事件の執刀医である万波誠・泌尿器科部長は「調査委メンバーではなく、文書も見ていないので答えられない」と話した。
(毎日新聞) - 11月3日

投稿者:1-12-bike 日時:2006年11月05日 21:53 | パーマリンク

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