手術の成績は、手術後生存率という数値で示されます。
現在公表されているデータでは、1年後生存率が80%強, その後は経年とともに徐々に下がっていっています。
ただし、これは日本での肝移植実施からの全てのデータを含んでのことで、直近数年に絞れば生存率も若干は上がっているとみられます。実際にインフォームド・コンセント時の医師の言葉では「(1年後生存率が)良くて90%, 悪くて80%」という説明がありました。
HLAについてはこちらをご参照ください。
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ABO血液型の不適合例については、脳死/死体肝移植まで待機できない状況のため踏み切られるケースが多いようですが、ABO一致/適合に比べ術後成績は著しく劣っています。
またここでは余談となりますが、PBC, PSCを含む自己免疫性肝疾患の場合、手術後に服用する免疫抑制剤により免疫の過剰反応も抑えられ、予後が良いとする考え方もあるようです。
現時点では「悪くて80%」という数字をどう判断するかが、肝移植の大きな判断ポイントとなると思います。