主に「拒絶反応を抑えること」「感染症を防ぐこと」を目的に服用します。
拒絶反応とは、体内に異物が侵入してきたときにそれを取り除こうとする反応のことで、肝臓移植の場合は移植された肝臓が「異物」として認識されます。
この機能のことを「免疫」といいます。
手術後は、免疫抑制剤を服用し、免疫の働きを抑え拒絶反応を起こりにくくします。
免疫抑制剤により拒絶反応は抑えられますが、同時に、体内の抵抗力を抑えてしまうことにもなり、ウイルス, カビ等にも耐性がなくなります。
結果、風邪等の感染症にかかりやすくなります。
拒絶反応と感染症は天秤のような関係になり、免疫抑制を強めると感染症に罹りやすくなり、弱めると拒絶反応が起きやすくなります。
そのために免疫抑制剤が効力を発揮し、副作用を最小限に抑えるため、免疫抑制剤の血中濃度を定期的に測り、服用量を細かく調整します。
免疫抑制剤は、プログラフを中心に数種類を組み合わせて使われます。原則的に、臓器移植後は永遠に服用することになります。
主に、免疫抑制剤の副作用を抑えるために使われます。
細菌感染の予防, ウイルス感染の治療, 胃酸の分泌を抑える等目的は様々で、手術直後は種類, 量ともに大量になりますが、術後経過と共に徐々に減らされていきます。